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少しだけ歴史。 

コーヒーには茶や酒とは多少異なった点がある。
「俺に今一杯のコーヒーが飲めたら世界はどうなっても構はぬ」
と独り静かにコーヒーを飲み下すことができるためには、
中南米やアフリカといった遠いどこかの世界が
コーヒーを生産するようになっており(自然にそうなったのではない)、
さらにそのコーヒー豆を無事にわれわれのもとに
送り届ける一切の産業構造(輸出業者、仲買人、船舶会社、倉庫会社、輸入業者、
焙煎業者、小売り店、喫茶店等々)がトラックの一台、人間の一人一人に至るまで、
まっとうに機能していることを前提にしている。
コーヒーを飲むという行為は、
茶や酒を飲むのとはかなり程度の異なった
極めて「不自然」な、人工的・文明的な行為である。
それはヨーロッパ列強の植民地支配という長大な過去と円滑な世界交易の存在を前提にして
初めて可能な行為であり、
コーヒーを飲みたいという安穏な願いが時代の生産関係や
政治事情に抵触することがあるのは、
世界史のいくつかの事例に見てきた通りである。

臼井隆一郎氏の『コーヒーが廻り世界史が廻る』から陰陽ではなく引用

DSCF1574_convert_20111014025802.jpg

何の因果か、いま自分はコーヒーの仕事を自ら選んだ。
コーヒーの歴史を振り返ってみたとき、飲む人の笑顔の裏にそれを支えた悲しい歴史があった。
こんな短い文章で表せるわけないいろいろな事が。

だが、過去は変えられないが、未来は変えて行くことができる。
簡単に言い放ったけど、でも実際そうです。

種からカップへ関わるすべての人が幸せであって欲しいと
少なくとも私の周りの人たちは心から願っています。
DSCF1493_convert_20110124222343.jpg


ほんの少しずつですが歴史を知って
自分の背筋が伸びたと言う話でした。








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